角川文庫のかまわぬカバーの魅力に(本気で)気づいちゃった


角川文庫の表紙カバーのデザイン・・いいもの多くないですか?

私は特に人気てぬぐい店”かまわぬ”とのコラボカバーが好きでね~ 
いいよね~
このコラボカバーの存在は前々から知っていていいなーとは思っていたけどここ最近本当に気づいてしまったこの良さに

角川文庫のかまわぬカバー
中勘助「銀の匙」
夏目漱石「文鳥・夢十夜」
三島由紀夫「夏子の冒険」

あー今読んでる「海と毒薬」入れるの忘れた・・
どれも共通して和風和柄なんだけど、作品によって渋かったりかわいかったり妖しかったり・・集めたくなっちゃう!

きっかけは檸檬
かわいい!

角川文庫のかまわぬカバー
梶井基次郎「檸檬」

こちらは図書館から借りているもの~
なのでちょっと色が薄めw
いろんな人に愛されてきたのね・・!

「なんで檸檬は買わないんだ」って話なんだけど、来月京都の丸善で買う予定だから!
購入者特典のオリジナル記念スタンプ押すんだ~♪


このかまわぬカバーは2012年に最初に発売されその後もたまーに新作を出しつつ現在は計50冊(50作品)あるみたい

既に持っている文庫本も欲しくなってしまう
でも2冊はいらないんだよね~
物をあまり増やしたくないタイプなので

・・・メル〇リさんを活用しようw

三島由紀夫「夏子の冒険」おもしろかったぁ


休日にほぼノープランで出かけて立ち寄った本屋さんで出会った三島由紀夫の「夏子の冒険」
かまわぬカバーも手伝ってすんなり購入のちカフェでスパっと読んだ!
これね~おもしろいです!

帯書きの推薦文がとても的確で秀逸

「三島由紀夫ってこんな小説もあったのか」
「スラスラ読める文章と目が離せない展開」

「最強お嬢様の大冒険!」
とかそんな感じ

本当この文言通りで読みやすい文章だしお嬢様”夏子さん”がまあ最強でちょー魅力的でした!
特に序盤の夏子さんの言動が爽快(痛快?)で笑いながら読んでしまったw

この夏子の冒険はわがままお嬢さんがただならぬ情熱を密かに瞳に宿した青年に恋をするお話なわけですが・・
激しい重々しいラブストーリーとはならずなんとも軽快な読み心地

夏子を追う親族たちも何だかコミカル
新聞記者野口くんもいいキャラだしアイヌの少女不二子ちゃんもそりゃかわいいんだろうなー素敵なんだろね~と妄想

最後の最後オチが最高でもう「これ好きだー!」ってなっていまいました~

実写化してほしいなこれ
でもクマ被害が出てくるから難しいかな
そして夏子さんと不二子ちゃんは相当!相当魅力ある人が演じなければ・・・
私は認められない・・!(原作愛が強い人に見られがちな傾向w)

突如現れる「三島文学」の魅力に要注意!

私が持っている三島由紀夫のイメージってちょっと文章・言葉が硬め&真面目&しっかりしている且つ美しい・・
そんな印象だったんですがこの「夏子の冒険」は柔らかさがあって今までのイメージとちょっと違う!親しみやすさ抜群なんじゃないだろうか

「親しみやすい」「軽快」と紹介したけれど、時々描かれる自然や心情の描写が美しくてなんかものすごくて突然”グワーッ”と胸ぐらをつかまれた感じになるので要注意w

”グワーッ”なんて表現しかできないここに載せるのも申し訳ないと思いつつ載せてしまう

毅とのデート中の夏子が感じた函館山の頂上の景色の描写↓

海は静かで、光が飽和状態に達したほど、すべての景色が明るくて睡気(ねむけ)をもよおす。
頭上を吹きまくっている烈しい風がなかったら、自分があまり際限のない夏の光の中に融けてしまうような気がしたことであろう。

「夏子の冒険」三島由紀夫


夏子さん光に満ち満ちているんだね~

一方クマ被害に遭う直前の菊蔵はこんな感じ

梢を見上げると、鳥も啼かず、リスの走る影もない。風がないので、細かい葉の一枚一枚までが動かない。
葉も枝も、曇天の燻し銀の上に浮彫した彫金の細工のようにみえ何か風景全体が彫刻のように身を堅くしている感じである。
天地に音というものがなかった。菊蔵は気圧されて、口笛をやめた。

「夏子の冒険」三島由紀夫


うーん不穏な空気・・
怖いですね~

ライトな中にこんな感じのが時々現れるのでなるんですグワーッてね(しつこい)

やっぱり・・
文章から想像妄想するのって楽しいな~ふふふ

読んでみて〜!