【小説の感想】グレタ・ニンプで爆笑・・!おもしろいよ~
綿谷りささんの「グレタ・ニンプ」読みました~
爆笑だったー!
今回はグレタニンプの感想を書きまーす
笑いすぎて外では読めない
綿矢りささん・・
私はちょっと前に読んだ「手のひらの京」が印象に残っております
美しい京都の四季を背景に語られる3姉妹の青春物語は”現代の細雪”と称されるほどの秀逸作
「あーやっぱり京都いいな~」と思ったもんです
なのでね・・
こんなにギャグセンスある方と知りませんでした!w
時にぶはっと吹き出して、時に肩をくつくつ震わせて読みました
ああおもしろい
これは外では読めない笑っちゃうもん
ロッドマンヘアとか悟空口調とか
同年代なんだよな~
あのカラー坊主のラインを”轍”って表現するのヤバいよね?
さすが芥川賞作家さんw
操りますね言葉を
この字体にも笑いました~

なぜそこまで自分と異なる部類の他人の心境がわかるのか・・
グレタ・ニンプでは子育てに参加する男性心理の表現に私には思い至らないものがあってハッとした!
”父親は子育てにおいてサポートであり決して主役にはなれない”みたいな考え
そうか!
男性って勝ち上がりたいとか一番になりたいとか称賛されたい!みたいな傾向がある・・・・と聞いたことがあるw
子育ても家事もサポートできないしたくないパパの話を周りでよく聞くのでこれは腑に落ちました
なんでここまで分かるのかな綿谷さんは
・・でもこれ逆手にとったら子育てに積極的に参加するパパ増えるんじゃない?とかも思った
私にはそんな才覚はないがw
確かに思い出してみると「手のひらの京」を読んでいても
”この方は人間観察うまいんだろうな~”って感じる描写がたくさんあった
タイプが異なる三姉妹や周囲を取り巻く人々の書き分けやそれぞれの心境とかね
人を笑わせるのが得意な人って人を観察するのが上手ですよね
芸人さんはもちろん漫画家さんとかにも多いような
綿谷さんと親交があるという山本さほさんにも同じものを感じる
・・ツッコミうまいんだろなw
ギャグだけじゃなーい社会風刺小説!
そしてこの小説、ただの笑えるコメディ小説ではないんです
社会風刺小説でもありもうぐっさぐさ刺してますよね
連載していたのが週刊誌女性セブンだったってことで主旨もターゲット層ぴったりって感じですよね
由依ちゃんかっこいいー!
”グレた”と”グレタ”さん
”グレタ”って最初にタイトルを見た時に外国人名かと思った
そしたらやっぱり出てきてたね
環境活動家のグレタ・トゥーンベリさん
タイトルは”グレた”と”グレタ”さん、コメディ作と風刺作であるというふたつの意味を持っているんですね
少子化問題・保育園不足問題・・
私自身も綿谷さんと1年違いで出産を経験していて(作中では主人公の姉と同時期)共感しまくりだった~
何だったんだあの時期の”産んで働け”の空気・・そんな空気が実際あったかわからないけどとりあえず私は必死だったよあの頃
今から思えば乳児期に必死に働くことなんてなかったよなーって
男性の育休もまだまだ一般的でなかったのでワンオペ育児だったよね
主人公の姉は夫にチクチク文句を言うわけですけどもう共感しまくり
一生言われるでしょうねw
そしてこれは仕方ないことだけど乳幼児育児中のコロナ禍突入ね・・!
2歳時抱えての外出制限はキツかったー思い出したくない・・
ああ・・愚痴っぽくなるから次行こう
不妊治療経験者のリアルな声
このお話の夫婦は4年間の不妊治療を経験するんですが、これまた細部の細部まで心境がリアルなんですよね
もしかして綿谷さん不妊治療経験したの?と思うほどしっくりきました
我が子は体外受精で授かったんですが、自然妊娠の可能性がないと判明してから妊娠までがだいぶスムーズだったので不妊治療したとは言えないようなものなんだけど、それでも不妊治療クリニックのあの雰囲気はわかる
これ同じクリニック通いました?または取材しましたか?
ってほど似ていて驚きだった
対人間なのに機械と接している感じ・・
それとも不妊治療をしているところはみんなこんな感じなのか?
いずれにしても綿谷さんの観察眼すげぇ!ですね!
短編「真夜中のスパチュラ」でも笑う
グレタニンプの単行本に同時収録されている「真夜中のスパチュラ」
バレンタインイヴに奮闘する女子が主人公の短編で、こちらも笑えるしおもしろかった~
かわいいしオチも好き!
読んでいる間ずっと頭の中でチョコレイトディスコが流れていた
バレンタインかー今年は何を作ろうかな
てか私も欲しいよ!フルーツいっぱいのったタルトほしい!
・・あーー松ケンのパティシエ姿よかったな~